前回に引き続き、イラストコミュニケーションサービスpixivのレポート。

今回は、主にpixiv社員の清水智雄さん(@norio)と横野巧也(@yksk)さんにインタビュー!



pixivでは社員はお互いあだ名で呼び合ってるそうです。(左:清水さん 右:横野さん)


多く使われていたパソコンはMacbook Airでした。


オフィスで裸足だった横野さん!ここからもpixivの打ち解けた雰囲気が感じられます。


ーお二人ともはUIデザイナーなんですか?

横野さん:2人ともUIチームにいてUIのことばかり考えてはいるんですが、それだけを専門にやっているわけではないです。僕はエンジニアとしてJavaScriptを書いていて、のりおさんはデザインからプログラミングから何でもやっていますね(笑)他のメンバーもデザイナーだったりエンジニアを兼ねています。

ー1日のタイムテーブルを教えてもらってもいいですか?

清水さん:ジョギングしてきてるねー。家から会社まで走ってきてます。出勤時間は11時でそこからチームごとに朝会というのをやります。みんなで昨日やったことや今日やることなどを確認して、ほかに何か問題がないか話し合ってから一日が始まります。朝会の後はデザインしたり、プログラミングしたり、ミーティングしたり・・・あとは情報収集とかもしてますね。




ーpixivに入社した決め手を教えてください。

清水さん:小さい頃から絵が好きだったっていうのと、タイミング的に僕の場合は30歳になる時で、今の自分の実力がどのくらい通用するのかを試したくて、pixivに挑戦してみようと思い入社しました。

横野さん:僕の場合はpixivが気になっていた時に、ちょうど公開前の新機能をユーザーに体験してもらうイベントをやっていてオフィスに遊びに行ったんですが、そこでデザイナーの宮本(@ysp)と出会って意気投合したのがよかったですね。UIの力を信じて、デザイナーが中心になってサービスを設計しているという話を聞いて面白そうだと思いました。サービスを見てもやりたいことが山ほど見つかるし、僕自身絵を描いていたのも大きかったです。


ーそれではやりがいのあること、苦労する所を教えてください。

清水さん:そうですね、やりがいがあるのは自分達が作ったものを400万人のユーザーが見てくれて使ってくれること。しかもコアなユーザーにとっては生活の一部になっているので、そこに僕達が関われるっていうのはすごいことだと思います。逆にある意味責任があることなので、すごい貴重な仕事をさせてもらってるなあと思いますね。苦労してる部分はそれだけのユーザーに使ってもらうので、良いものを提供するためにその分めちゃめちゃ考えて作るところ。作ったものに対する反響も大きいよね。

横野さん:反応はすごいですよね〜。

清水さん:自分たちのアイデアっていうのは仮説でしかないから、それ検証して、実際はどうだったかを考えて、学んでそれで更にまたその結果をみんなで考え直す、それでまた仮説を立てて、また検証してみたいな、この繰り返し。でもそういう風にやっていけば必ずいいものにたどり着くと思っています。


ーでは横野さんは?

横野さん:考えるのが大変って話ですけど、それって一つのサービスをずっとやっていないと考えられないことだと思うんですよ。例えば他の企業からこうやって作ってと言われておしまいだと、作ってみたけどそれが良かったのか分からなかったり、自分たちだけで変更するのも難しい。pixivの場合は細かいところまで突き詰めて考えられる部分が面白いですね。最近苦労するのは、まだまだ本当に作りたいものに到達できてない感じがあって空回りしてるような状況ですね(笑)落ち着いて一つ一つ積み重ねて行かないとなーと思っています。


ー皆さんで一つのモノを作っているんですか?

横野さん:そうですね、大きな枠ではみんなでpixivを作っている感じです。pixivっていうサービスがあって、それをよくするためにメンバーが集まってるみたいな、プロダクト中心の雰囲気が好きですね。


ー片桐さんはどんな人ですか?

清水さん:面白いよね(笑)発想も面白いし、センスがあるよね。
横野さん:社長とか大体そうだと思うんですけど、判断力があって、ぱっと決めてくれるというか。


ー思ったのですが、結構フラットな関係というか上下関係がなさそうな感じですね!

清水さん横野さん:ないですね~(笑)

清水さん:フラットだと思います。社長も別にみんな社長って呼ばないし、たーさんとか。


ーそれって素敵ですね!みなさんあだ名で呼び合ってらっしゃいますよね?

清水さん:そうだね、pixiv社員はみんなあだ名で呼び合うんで、本名はあまり知らない(笑)

横野さん:のりおさんはわかりますけど、メールアドレスもみんなあだ名なので、名前は分かんなかったりします(笑)

清水さん:僕の「のりお」は本名だけど、あだ名っぽい名前だからそのままでいいかなって(笑)

横野さん:ネットで活動してる名前があったらだいたいそのあだ名になりますね。そのほうが一番外からも知名度もある名前だろうってことで。


ーいいですね!~さんって呼ぶよりかはフレンドリーな感じで!

清水さん:人数もまだ50人くらいだからみんなそれぞれコミュニケーションできてるし、全然知らないみたいな人は一人もいない。


ーUIデザイナーになるにはどうすればいいでしょうか?

清水さん:僕の場合はもともとはウェブデザイナーで、その頃はアイデアはあるんだけど、プログラミングできないから諦めるみたいなことがずっと続いてて。で、それからプログラミングに挑戦して自分で実際にモノとして作ることができるようになった。デザインだけじゃなくてプログラミングができるほうが表現力も増えるしそういう意味ではどっちもやっていくといいと思うね。そのかわり大変だけどね(笑)だから僕はプログラミングは独学で後から覚えたくちだからプログラミングだけで勝負できるかといったらそんなに自信はないです。大体みんな独学です。


ーそういうのってやはり本からはじめていくんですか?

清水さん:今はWebに腐るほど情報はあるからいくらでも調べれば出てくるけど、最初、は、ある程度固まった情報がないと勉強しにくい。だからとりあえず本で勉強すればいいと思う。

横野さん:僕も独学でやっていたんですけど、最初はやっぱり作りたいものがあって、それを作るにはどうすればいいかっていうところから覚えていった感じですね。

清水さん:それが一番早いかも。プログラミング入門みたいな本呼んでも全然面白くないじゃん(笑)

横野さん:実際作るモノに結びつかないですよね。

清水さん:想像できないしね。そういう意味では最初にデザインをやってるほうがいいかもしれないね。デザインやっていて次第にこういうものを作りたいとか、自分だったらこうするにってわかるようになってくるから。そしてそれを作るには何しなきゃいけないのかを調べるようになる。

横野さん:最近デザイナーが強いなーと思うことがよくあります。作るものがちゃんとデザインされていないと評価を受けにくいじゃないですか。プログラマーはプログラムが書けるから一応サービスを作れるんですけど、見栄えが良くなかったり、どういう風に使えばいいか分からない感じになっちゃうと世の中の人にはなかなか伝わない。自分で使う分にはそれでいいんですけど。

ー元からWebとかパソコンがお好きだったんですか?

清水さん:そうだね、僕は中学生くらいからやってはいるね。

横野さん:毎日触るようになったのは高校の時からですね。その頃インターネットがちょうど盛り上がってきた時期で。

清水さん:まあ、最初はゲームしかやってなかったけどね(笑)


ーユーザーから自然発生的に生まれたピクシブたんというキャラクター、かつてユーザーだった横野さんが今やpixivのエンジニア。pixivを愛する人達がpixivをもり立てていることがよくわかりました。ありがとうございました!