前回に引き続き、Wantedly CEO 仲暁子さんにインタビュー。


ー名前の由来はなんですか?

西部劇にあるWantedを使おうと思ったんだけど、ドメインを見たらすでに使われてて、Wantedlyならあったので、Wantedlyにしました。ちょっと大したことなくてすいません(笑)



ー学生時代はどんな人でしたか?

高校時代は3年間ニュージーランドに留学していました。めちゃくちゃ勉強してて、ガリ勉って言われてましたね(笑)帰国後は京都大学に入って、大学生の頃はテスト前だけ勉強して、結構自由にやっていました。その頃から、起業みたいなことをして失敗してっていうのを繰り返してましたね。周りを振り回してそれでおしまいっていう感じで(笑)
当時は起業家ブームで、レーサーとかアナウンサーとかと同じくらい起業家もかっこかったんです。一円起業じゃないけど、ある程度お金があれば誰でも起業できたので、起業家のを目指す学生が多かったんだよね。私は起業して何をしたいかはっきりしてなくて結局は、右往左往して終わっちゃいました。


ーWantedlyのUIのこだわりは?


ひとつは、ブートストラップっぽくないもの。キットを使って誰でもサイトを作れる方法があるんですけど、それを使うと同じようなサイトになっちゃうんですよね。それとは違うサイトを作りたいんです。先週末に新しいバージョンがリリースされて、超かっこよくなりました!


仲さん自ら、グラフィックを制作中でした。


ー社員は何人ですか?

今は社員は4人、手伝ってくれる外部の人が 営業が1人、デザイナーが1人、エンジニアが3人で5人です。全部で9人かな。

ーオフィスのこだわりを教えてください。

IT起業は結構こだわってユニークなものが多いけど、スタートアップの企業は「お金かけません」「機能的でOK」っていう感じですね(笑)
椅子の種類が多いのは、wishlist(ほしい物リスト)で新オフィス記念に頂いたものがほとんどです。みなさんの愛で支えられてます!!

素敵なソファーや椅子たち。机の上には日経トップリーダーが。

こちらもwish listで頂いたプロジェクターだそう!
これでソーシャル・ネットワークを見てるんですね。



ーまだまだIT業界では「女社長」って少ないという感じがするのですが、良かったことを教えてください。

目立ちやすいってことが一番ですね!
同じようなことをやっている男性はこんな風に取材は来ないと思うし、ラッキーって感じです。

打ち合わせはこんな感じ、社内でも紅一点の仲さん。


ー起業したい人へのアドバイスを教えてください!

“Dane is better than the perfect”「完璧を目指すよりまず終わらせろ」っていうマーク・ザッカーバーグの言葉がある通りで、まず動くことが大事だと思う。業界にもよるけど、IT業界はすごいスピードで変化や進化をしているんので、つねに下りのエスカレーターに乗っているようなもの。止まっているとどんどん下がっちゃうので、そのスピードより早く動かないと登れないんだよね。思いついたら、一週間寝かせて考えてみようじゃなくて、すぐ動いてみる。大きく動いてみる必要がなくて、小さく動いてそのたびにフィードバックをもらって、改良してっていうことを短いスパンで少しづづ変えていくのが大事だと思います。

ITやビジネスに関する本がいっぱい!


こんなに文字がぎっしりのホワイトボード初めて見ました!


ー今後の展望を教えてください。

7月末に大型のアップデートがあります。新しい機能がたくさん追加させます。
開発コードネームは、みんなが好きなジョジョの奇妙な冒険のキャラクターの名前から「ゴールド・エクスペリエンス」にして、今動いている所です。8月末から秋に向けて、海外展開します。来年の今頃はきっとすごいことになっているとおもいますよ!!

ー「気になる会社に遊びにいく」を通じて転職、就職ができる新しいリクルーティングサービス。Wantedlyで仕事が楽しくなる人が増えることでしょう。これからがもっと楽しみです!今日はありがとうございました。